弁護士・司法書士・税理士などの士業の中でも、あまり聞き慣れない言葉ではないでしょうか?
土地家屋調査士は、業務独占資格の中でも職務上請求書(戸籍謄本・住民票の写し等職務上請求書)の使用が国家から認められている8士業のうちの一つです。
私たち土地家屋調査士ができることを紹介します。
土地や境界で隣家ともめている・土地や建物の節税対策をしたい・土地や建物の測量や登記をしなくてはいけない、土地や建物の遺産物をしっかりと相続したい など、土地・建物に関するトラブル全般をご相談いただけます。
必要な調査及び測量を行い、不動産の物理的状況を正確に登記簿に反映します。
例えば、土地の分筆であれば、法務局に備え付けられた公図や地積測量図等の資料、現地の状況や隣接所有者の立会い等を得て公法上の筆界を確認し、それに基づき測量をします。
必要な調査及び測量を行い、
不動産の物理的状況を正確に登記簿に反映します。
調査士と測量士はよく混同されます。一般の方からしてみれば、どちらも不動産を
測量していることに変わりがないため無理もないでしょう。
測量士は、土地測量に関する計画を作成・実施するのが業務で、土地測量の
専門家ですが、登記申請の手続きを代理で行うことはできません。
一方、土地家屋調査士は、不動産の表示に関する登記について必要な土地又は家屋に
関する調査測量を行い、登記の申請をすることが主な業務であり、法律的な見地から
登記手続きのための測量等を行うという点で測量士とは異なっています。
土地家屋調査士の仕事は独占業務となりますので、仕事の需要は安定しています。
土地家屋調査士事務所への転職・就職はもちろんですが、調査士名簿に登録し、地元の土地家屋調査士会に入会すれば個人事務所を開き、独立開業することも可能です。
土地家屋調査士としての独立開業を目指すなら、司法書士や建築士の法律、建築関係の資格を取得することで、さらに有力な武器になります。
主な就職先は、測量会社、地図会社、土木建設会社、建設コンサルタント、土地家屋調査士事務所、そして自ら開業するという道があります。
土地家屋調査士になるには、資格取得のための勉強をし国家資格である土地家屋調査士の試験を受けて合格し、土地家屋調査士会の名簿に登録する必要があります。
一級建築士の資格を取得するためには実務経験が問われますが、そのような資格に対して、まったくの未経験者でも勉強さえすれば、受験し合格できる資格です。
しかしいざ試験に合格したとしても、すぐにバリバリと実務ができるわけではありません。測量や不動産登記は専門知識が必要となるため、名簿登録後は土地家屋調査士の事務所に就職し、実務経験を積みながら一人前を目指すのが一般的なルートとなっています。
土地家屋調査士は、トラブルが起きてから仕事をするだけではなく、トラブルにならないようにも仕事をしています。
新築を建てたい、相続を考えている、そんな時も事前に相談していただくことで、円満に進めることに繋がります。